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アイリッシュ・セッション

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私にとって懐かしい写真ですが、
これは二回目にアイルランドへ行った時のこと、

コンサーティーナ(アイルランドのボタンアコーディオンの類)を教えて頂いた先生が、
スライゴーという街のパブで演奏していると聞いて、伺ったのでした。

ライブ演奏といってもステージでするわけではなく、
普通にお客さんが飲んだり食べたりしているところで

こうして輪になってプロのミュージシャンが演奏しているのでした。

聴いている人も聴いていない人もいるような環境です。
でも、この生演奏があるかないかでは、
お店の価値が全然違うのでした。

コンサートホールでシーンと聞くのではなく、
日常の中に生きているのがアイルランドの音楽なのでした。

そこで演奏されているのは、伝統音楽で、
いわゆるケルトミュージックです。

これは、日本でよく聴くような『庭の千草』とか
『ダニーボーイ』などのアイルランド民謡というものとは
かなり違います。

もっとダンサブルな・・・そう基本はダンスミュージックなのでした。

ヨーロッパの皆さんに欠かせない、歌と踊り。
それは、普通にクラシック音楽にも使われているので、

西洋音楽の基礎、とでもいいましょうか。
生活に浸透している音楽なのでした。

そして私は、そういったケルト音楽専門の演奏家ではないのですが、
もちろんこのジャンルは、見逃せないのであります。

もっと取り入れたいな、勉強してみたいな、という思いから、
先日都内で開かれていた、初心者向けのケルトセッションへ参加させていただきました。

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高円寺のライブハウスを午後中使わせていただいての
練習&セッション会でした。

使われている楽器は、ティンホイッスル(笛)、
フィドル(バイオリン)、アコーディオン、バンジョー、
ハンマー・ダルシマー(打楽器)、バウロン(打楽器)などです。

たぶん普段あまり耳にしない楽器かと思いますが、
これが伝統的なケルト音楽に使われているものです。

アイリッシュハープももちろん入っているのですが、
本場アイルランドでも人口は少ないようです。

たぶん楽器が重いのと、場所を取るなどあって、
私もアイルランドのパブセッションでは、あまり見かけませんでした。

今回のセッションでもハープは私一人でありました。
でも皆さんが温かく迎えてくださり、
最後まで楽しく参加させていただきました。

事前に練習できるように、課題曲を3曲いただいていましたが、
私はちょっと時間がなく、2日前にようやく楽譜をダウンロード、

それから覚えるのには、時間が足りませんでした。💦
(基本、ケルト音楽は譜面を見ません。)

今回はJig(ジグ)と呼ばれる8分の6拍子の曲だったのですが、
まぁそのテンポの速いこと速いこと・・・

必死でした。105.png
今度からもう少し練習して出かけたいと思います!

練習の後は、セッションタイムで、
次から次へと曲が移っていき、絶え間なく続きます。
(ますますこれは覚えていないとできません!)

その後のオープンマイク(ソロやグループで演奏する時間)にも
ハープ弾き語りで参加させていただき、

懇親会にも残らせていただいて、
長い午後でしたが、なんとも楽しい時間でした。

そして、お食事が終わるやいなや、
いつの間にか再びセッションが始まり・・・

そう、食べることよりも演奏することが好きな皆さんなのでした。🎶

Facebookを始めたお陰で、いろいろな繋がりができて、
今まで知らなかったような集まりに参加できたことは、とてもよかったです。

こういう会が続いているということは、
まとめてくださっている運営の方々のお陰なのでした。

そして快く長時間、お店を貸してくださっている
ライブハウス(高円寺グレインさん)の心遣いもあってのことでした。

皆様、本当にありがとうございました!
また参加させていただきたく思います。101.png


by harp-by-kiki | 2017-07-26 22:07 | アンサンブル | Comments(0)

KIKI・・・アイリッシュハープの弾き語りをして、リラックスタイムをお届けしています。ハープの楽しさをお伝えしたく、各種レッスンも開催中です。


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