アイリッシュ・セッション
2017年 07月 26日
私にとって懐かしい写真ですが、
これは二回目にアイルランドへ行った時のこと、
コンサーティーナ(アイルランドのボタンアコーディオンの類)を教えて頂いた先生が、
スライゴーという街のパブで演奏していると聞いて、伺ったのでした。
ライブ演奏といってもステージでするわけではなく、
普通にお客さんが飲んだり食べたりしているところで
こうして輪になってプロのミュージシャンが演奏しているのでした。
聴いている人も聴いていない人もいるような環境です。
でも、この生演奏があるかないかでは、
お店の価値が全然違うのでした。
コンサートホールでシーンと聞くのではなく、
日常の中に生きているのがアイルランドの音楽なのでした。
そこで演奏されているのは、伝統音楽で、
いわゆるケルトミュージックです。
これは、日本でよく聴くような『庭の千草』とか
『ダニーボーイ』などのアイルランド民謡というものとは
かなり違います。
もっとダンサブルな・・・そう基本はダンスミュージックなのでした。
ヨーロッパの皆さんに欠かせない、歌と踊り。
それは、普通にクラシック音楽にも使われているので、
西洋音楽の基礎、とでもいいましょうか。
生活に浸透している音楽なのでした。
そして私は、そういったケルト音楽専門の演奏家ではないのですが、
高円寺のライブハウスを午後中使わせていただいての
練習&セッション会でした。
使われている楽器は、ティンホイッスル(笛)、
フィドル(バイオリン)、アコーディオン、バンジョー、
ハンマー・ダルシマー(打楽器)、バウロン(打楽器)などです。
たぶん普段あまり耳にしない楽器かと思いますが、
これが伝統的なケルト音楽に使われているものです。
アイリッシュハープももちろん入っているのですが、
本場アイルランドでも人口は少ないようです。
たぶん楽器が重いのと、場所を取るなどあって、
私もアイルランドのパブセッションでは、あまり見かけませんでした。
今回のセッションでもハープは私一人でありました。
でも皆さんが温かく迎えてくださり、
最後まで楽しく参加させていただきました。
事前に練習できるように、課題曲を3曲いただいていましたが、
私はちょっと時間がなく、2日前にようやく楽譜をダウンロード、
それから覚えるのには、時間が足りませんでした。💦
(基本、ケルト音楽は譜面を見ません。)
今回はJig(ジグ)と呼ばれる8分の6拍子の曲だったのですが、
まぁそのテンポの速いこと速いこと・・・
必死でした。
今度からもう少し練習して出かけたいと思います!
練習の後は、セッションタイムで、
次から次へと曲が移っていき、絶え間なく続きます。
(ますますこれは覚えていないとできません!)
その後のオープンマイク(ソロやグループで演奏する時間)にも
ハープ弾き語りで参加させていただき、
懇親会にも残らせていただいて、
長い午後でしたが、なんとも楽しい時間でした。
そして、お食事が終わるやいなや、
いつの間にか再びセッションが始まり・・・
そう、食べることよりも演奏することが好きな皆さんなのでした。🎶
Facebookを始めたお陰で、いろいろな繋がりができて、
今まで知らなかったような集まりに参加できたことは、とてもよかったです。
こういう会が続いているということは、
まとめてくださっている運営の方々のお陰なのでした。
そして快く長時間、お店を貸してくださっている
ライブハウス(高円寺グレインさん)の心遣いもあってのことでした。
皆様、本当にありがとうございました!
また参加させていただきたく思います。
by harp-by-kiki
| 2017-07-26 22:07
| アンサンブル
|
Comments(0)