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ソノリテ(音を均一に)

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近所に果物屋さんがやっているフルーツパーラーがあって、
御進物用の果物でパフェやフルーツサンドが頂けます。

そろそろ苺の旬も終わりつつあるので、
名残惜しさに苺のフルーツサンドを頂きました。

御進物用の苺は、粒が揃っていて美しいです。
ちょっと贅沢な気分になりました。

そんな粒ぞろいの苺を見つつ思いましたのは、

一つ一つ出すハープの音も、
こうやって粒が揃うようにしたいなー、でした。

どの楽器でもそうではありますが、
昔私が吹いていたフルートは
その要求がとても高い楽器でした。

今日のタイトルにある「ソノリテ」というのは、
フランス語で「音の響き」という意味ですが、

フルートではもっと違うニュアンスがありました。

フランス人フルーティストで、
マルセル・モイーズという巨匠が提言した言葉で、

音の粒を揃えて、
全ての音が上から下まで同じ音色になるように
訓練すること。

そんな意味で使っていたと思います。

フルートのような楽器は、唇など自分の体の器官が
楽器の一部なので、状態と共に音が日々変化します。

せっかくの音作りも有効期間は一日で、
一晩寝ると変わるので、また最初からやり直しになります。

奏でているのは生身の人間ですから
そうなるのも仕方ないですね。

特に息を使うものは、体調が大きく影響することは
言うまでもありません。

それをキープすることはとても努力が入りますし、
地道な作業をしていくことになります。

ハープの場合は、弦をはじく強さ、方向、指の位置、指の皮膚の状態・・・
その辺りがソノリテに影響すると言えます。

そして歌に関して言えば、一つ一つの音に対して
どんな声(音色)を出したら良いか、

それを追求して、声の音作りをするのが
ソノリテです。

いろんなことを考えながら声を出すと、
短いわずかなフレーズを歌い切るのに、とても時間を要します。

近道はないですが、
理想の音、理想の声、それをいつも自分の中に
響かせていると良いようです。

言葉で言うのは簡単ですが、なかなか難しいことで、
私もまだまだ勉強中です。

最近少しずつですが、弾き語りもやってみたいという
生徒さんもいらっしゃるようになり、嬉しいです。

ハープレッスンはアレンジ方法をお教えすることを
特徴としていますので、

当初はハープのご経験ある方へのレッスンを
考えておりましたが、

ご要望もありましたので、春頃から、
初めての方でも、アレンジにご興味がある方に、
対応させていただくことにしました。

また、通常のレッスンとは別に、

入門の方向けに、『これでわかる、アイリッシュハープの全体像』
というワークショップも随時行っています。

ハープのイロハから始まり、音比べ、体験、
最後にミニレッスンが付いています。

その他、レッスン概要を少し更新していますので、
もしご興味がありましたら、

トップの固定ブログ「はじめに〜Lesson, Workshop, & Live」をご覧ください。

by harp-by-kiki | 2019-05-14 12:26 | レッスン | Comments(0)

KIKI・・・アイリッシュハープの弾き語りをして、リラックスタイムをお届けしています。ハープの楽しさをお伝えしたく、各種レッスンも開催中です。


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