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ハープの弦のこと

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このノートは、弦の管理のために
以前からずっと使っているものです。

現在私のところには6台のハープがありますので、
それぞれに種類の違うハープの弦を保管しています。

これはなかなか大変で、全部同じ弦だったら
どんなに楽かと思います。

でもそれも含めて、ハープの音に特徴が生まれるので、
何の弦でも良いわけではありません。

アイリッシュハープ(レバーハープ)の弦は
大まかにナイロン、ガット、カーボン
などの種類があるのですが、

私のハープは全てナイロンです。

ナイロンは価格が安いことと、
私自身が長くナイロン弦に慣れていることが理由です。

何台かを使い分けて弾くには、
弦のタッチが同じ方が better なのです。

そのナイロン弦も各社独自のものを用意しているので、
ハープが増えると弦の管理が大変になります。

そんなことから、このノートに詳しく、
いつ、どんな状況で、どの部分が切れた、
などを記載しています。

よく入門の生徒さんに、
「ハープの弦はよく切れますか?」
と聞かれますが、

滅多に切れないものもあれば、
年に何回も切れるハープの弦もあります。

でもそれは個体差があるようで、
同じメーカー、機種のハープでも
全く問題ないという場合もあります。

ですので、〇〇のハープの弦はよく切れます、
と私は言わないことにしています。

一般的に弦数の少ないハープ(22〜25弦)は、
張力が少ないので切れにくいです。

それはとても安心材料なのですが、
そうなりますと小さなハープしかお持ちでない方は、

弦を替える機会がほとんどないので
いざという時に慌ててしまいそうです。

そんな時のためにYouTubeなどで、
付け替え方を見ておくことをお勧めします。

元々ハープはヨーロッパから来た楽器ですし、
現在使われている木材も欧米産がほとんどですから、

日本の気候はハープにとって厳しいと思います。

夏の湿気、冬の乾燥時には
どうしても切れやすいのが通常です。

また特に、購入後1年目は切れやすいですが、
それに耐えられたハープは、なかなか頼もしく、

私の経験上、その後もトラブルが少ないです。

新しいハープは最初の1年、じっくり観察すると良いです。
ハープにとってもトレーニング期間ですね。

そして1年が過ぎると、音色もすっかり落ち着いて
そのハープの個性もよくわかって来ると思います。

是非楽しみながら、ハープとお付き合いくださいね。

by harp-by-kiki | 2020-03-14 08:38 | 楽器(ハープ)のこと | Comments(0)

KIKI・・・アイリッシュハープの弾き語りをして、リラックスタイムをお届けしています。ハープの楽しさをお伝えしたく、各種レッスンも開催中です。


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