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カテゴリ:ワークショップ( 5 )

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雪が降った先週の土曜日に、
アイルランドの歴史と音楽セミナーに参加しました。

ノエル・ケニーさんという
コンサーティーナ奏者の方が来日していて、

長い歴史を持つアイリッシュ音楽と、
その背景のお話を聞けるということでしたので、
とても興味がありました。

その日は連休初日ということもあって、
参加したいイベントがいくつも重なっていました。

このセミナーの第一部は、
音楽で使えるアイルランド語の講座ということで、
とても行きたかったのですが、

残念ながら時間的に間に合うのは
第二部の方だけでした。

でも、とても有意義な時間をいただきました。

まずアイルランドの音楽は、アイルランド国内でも
ずっとコンスタントに演奏されて来たわけではなく、

時代の波にのまれてしまっていたこともあった、
というお話から始まりました。

私はずっと歌い継がれ愛されて来たものと思っておりましたが、
少し事情は違ったようです。

戦中戦後はジャズが好まれ、
1960年代にエルビス・プレスリーの時代になると
ポップスが流行り、さらにロックも盛んになると、

伝統的なアイリッシュ音楽は
公にはどんどん廃れていったそうなのです。

プロの演奏家もどんどん減ってしまい、
わずかに家庭の中で、地味に演奏される程度だったようです。

そのイメージを一新させたのが、
1990年代にヒットした『リバーダンス』という
革新的な舞台芸術でした。

世界的にアイリッシュ音楽とダンスが一気に話題となり、
そこからとても洗練されたイメージとなりました。

それが契機となって、
まずアイルランド人が自国の伝統音楽を見直した、
ということなのです。

そして音楽文化が観光にも一役買って、
アイルランドへの旅行者も増え、

アイリッシュ音楽が一つのきちんとしたジャンルとして
確立していったそうです。

でもそれはわずかこの25年ぐらいの話なのですね。
とても意外でした。

今でも歌い継がれているアイルランドの歌は、
500年以上前のものもたくさんありますが、

数多くの戦争を経験し、イギリスに長い間
支配を受けたことが歌になっていたりと、

悲しい歴史の話が多いのも特徴です。
哀愁漂うメロディーにはそういった背景があることを思います。

また小さな島国ですから、簡単にバイキングが上陸したりと
日々の生活は決して平穏ではなかったのでしょう。

でも明るさを失わずに、家庭で、また仲間とで、
音楽を楽しみダンスをすることが
何よりの楽しみだったのだと思います。

最後にケニーさんが、コンサーティーナで
哀愁漂うメロディーを弾いてくださいました。

観光ガイドブックには出ていないようなお話を聞いて、
改めて聞くアイリッシュ音楽は格別なものがありました。

音楽は言葉であり、生活であり、
人と共に生きるものなのでしょう。

いろいろな側面があるということ、
教えていただきました。

*******************

ところで、その日のセミナーは
新宿の、とあるイベントルームが会場でしたので、
駅からしばらく歩いてビルの8階を目指しました。

無事に着いてエレベーターを8階で降りますと
イベントルームらしき部屋の入り口がありまして、

ここだわ、と思って入りましたら、
20人ぐらいの人がすでに座っていました。

そして前の方では、若手の芸人さんらしきお二人が
ライブをやっていました。

ギャグで伝えるアイルランドの音楽史とか????

唖然としつつ、違うだろうと思いつつも、
受付の方が「?」と近づいていらしたので、

「ここはアイルランドの勉強会ですか?」と聞いてしまいました。

もちろん違いました。103.png
申し訳ありません!

よく確かめないとこういうことになりますね。
イベントルームはもう一つありました。173.png

それにしてもマンションの一室みたいな所で
最近はお笑いライブをやっているんですね。(びっくり)

今思い出しても、自分の浅はかさに笑ってしまうのでした。106.png

雪降る2月、「ふふふ」な一日でした。


by harp-by-kiki | 2019-02-16 11:39 | ワークショップ | Comments(0)
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続きです。

あらら、なんだか弾けていそうな様子に見えますでしょう!
中世フィドルを触らせていただきました。

今回のワークショップは、クラスが4つほどありました。

フィドル、パイプ&テイバー(これは写真がなくてすみません💦 後で説明いたします。)、
歌、ハープの4つです。

私は歌とハープで参加・・・・のつもりが、
なんと、全ての人がどの楽器もまんべんなく弾く、
というワークショップだったのです!

つまり4つのクラス全てが必修科目というわけです。
最初はとても驚きました。

アイリッシュの海外ワークショップには行ったことがありますが、
当然ハープならハープだけを弾きますので、

他の楽器のことを考えることなどありませんでしたが、
このワークショップは違うのでした。

できるかなぁ〜。
もちろん一日二日では難しいことはできません。
でも、楽しくアンサンブルすることができるようになるのです。

ここで、先ほどのパイプ&テイバーのことを少し書きたいと思いますが、
これは、片手だけで吹ける縦笛&太鼓です。

左手に笛を持って吹き、左腕に太鼓を持ち、
右手はスティックを持って太鼓を叩きます。

へーそんな器用なことができるのねー、
と他人事のように感心していましたら、

はい笛、太鼓もね、と楽器を渡され
早速パイプの運指を教えていただきました。

でもパイプは吹いてみるとなかなか楽しいのでした。
そして、これは新しい発見だっだのですが、

右手で太鼓を叩く代わりに、ハープを弾きながら
笛を吹くことができるようなのです!

これはなんとなく取り入れたい、
my 楽器が欲しい、と思いました。

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いろいろ初めてのことが多かったですが、
とても素敵な方々が集まっているワークショップなのでした。

どこかで見たことがある・・・という演奏家の方が
生徒として参加していたり、

様々なバックグラウンドを持ちつつ、
この中世という日本でいえば平安時代の
ヨーロッパの音楽を追求なさっているのでした。

講師の皆様(上田みさこさん、名倉亜矢子さん、氏家厚文さん)によるコンサートもあり、
それはそれは大盛り上がりだったのでした。

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二日間のワークショップの後は、打ち上げもご用意くださって、
大変楽しい時を過ごさせていただきました。

また参加したい、と皆さん口々に。
私は今度はパイプをもっと吹けるようになりたいです。
もちろんハープを弾きながら。110.png

中世音楽は、聴いても演奏しても楽しいのでした。
古い音楽の中にある新しい「何か」を垣間見たような思いです。

また来年も参加したいと思っています。
先生方、受講生の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。

ざっくりですが、レポさせていただきました。
お読みいただきありがとうございます。

by harp-by-kiki | 2018-10-17 23:19 | ワークショップ | Comments(0)
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Facebookでケルトのお友達がシェアしてくれたイベントに、
『あなたも中世音楽士 in 世田谷』というワークショップがありました。

主催は中世フィドル協会(代表 上田美佐子さん)です。

ヨーロッパの中世音楽は好きなジャンルです。
ハープのレパートリーの中では、何曲か
クリスマスの曲を持っておりますが、

もっと違う世界観がありそうな、もう少し踏み入れたいような、
そんなエリアでした。

私は教会で演奏することが多いので、古い讃美歌を集めることを
ライフワークにしていますし、
ラテン語の讃美歌にも出会いたかったのでした。

そして、当時の復元楽器で受けられるワークショップだなんて、
なかなかありません。

冒頭の写真は、中世フィドルと呼ばれるバイオリンたちです。

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こちらはルネッサンスハープです。
アイリッシュハープのような明るく元気な音ではなく、
すごく渋いといいますか、なんとも言えない厳かさがあります。

ヨーロッパの教会で弾いたら
ぴったりのように思います。107.png

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左はサンフォニーという、ハーディーガーディーの仲間で、
クルクルと手回しすると通奏低音が鳴る楽器です。

右はレベックという3弦のフィドルで、楽器が小さいですので、
音も大変可愛らしいです。

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こちらはプサルタリーという撥弦楽器です。
金属弦が全音階に張ってあります。

などなど、こんなフォトジェニックな楽器に囲まれて、
ワクワクするようなワークショップに二日間参加して、
とても充実した時を過ごしました。

そして、これからのステージに取り入れたい色々なアイディアを
頂いたような機会でした。

今日はワークショップでさらった楽譜を整理しつつ、
怒涛のような二日間を思い返しておりました。

なかなかハードでしたが、海外ワークショップに比べますと
時差ボケもないですし、日本語ですし、
時間的に自分のペースが作れてありがたかったです。

そしてランチやお菓子も美味しくて!

えーっと・・・レポが長くなりそうですので、
今日はこの辺にしまして、また次回に続けますね。

by harp-by-kiki | 2018-10-04 00:41 | ワークショップ | Comments(0)
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先日の日曜の午後、渋谷の、とある弦楽器工房にて
スコットランドより一時帰国中の松岡莉子さんの、
スコティッシュハープ・ワークショップに参加いたしました。

莉子さんは、スコットランド王立音楽院の大学院で
伝統音楽を学びつつ、現地で活躍されています。

夏休み期間中ということで、大阪と東京で
コンサートとワークショップを開かれました。

これは滅多にない機会ですから、私も是非!と、
ハープを背負いつつ出かけました。

初めてお会いする莉子さん、とてもお優しい雰囲気でいらっしゃいました。
そして素敵なスコティッシュソングを次々にハープで弾いてくださり、

ワーキングソング(タータンチェックを何人かで織る時に、
布がよれないように息を合わせるための歌)が元になった曲を
教えてくださいました。

タータンチェックと聞くと、まさにスコットランド169.png
といういう雰囲気が伝わってきます。

それからハープは、演奏する曲が派生した地域から、
呼び名が変わることがあるのですが、

アイルランドの伝統曲を弾くのであればアイリッシュハープ、
スコットランドの伝統曲であればスコティッシュハープ

という具合に、奏者が特化した音楽ジャンルを表しています。
でも楽器が変わるわけではありません。

クラシック音楽を演奏する「バイオリン」に対して、
アイリッシュやアメリカンルーツミュージックには「フィドル」と呼ぶように、

こちらも楽器は同じバイオリンです。
(ただし、名器ストラディバリウスはクラシック専用ですが!)

ですので、私にとって、
スコティッシュハープとしての曲は新しい出会いで、

普段弾き歌いをする時とは違う奏法、表現でありました。

そして、ワークショップ中は譜面を見ず、耳から覚える必要があります。
それはアイルランドなどでも同じなのですが、

なかなか慣れないものがあって、
あれれ、と手が止まってしまうことが多いのでした。

以前アイルランドで受けたワークショップの感覚を
久しぶりに思い出しました。💦(←冷や汗)

でも、しっかり莉子さんの演奏を近くで拝見しましたので、
インプットして、これから復習していきます。

KIKIのコンサートの中でも、近いうちレパートリーに加えられたらと
思っています。

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ワークショップ受講生へのお土産にと、
スコットランドのクッキーを頂きました!

オートミールがザクザク入っているクッキーで、
少し塩けがあって、なんとも美味しいのでした。

その日の夜は荻窪でライブ出演があったので、
移動時にパクッと!

ほんとに日本にはないお味です。
昔スコットランドへは一度旅行で行ったことがありましたが、

いつかこんな伝統歌を学びに行きたいな、と思うのでした。

スコットランドからの風をお分けいただいて、
楽しい日曜の午後でした。

莉子さん、また来年の一時帰国を楽しみにしております。♬

by harp-by-kiki | 2017-09-13 19:35 | ワークショップ | Comments(0)
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この土日は、お花見のピークでしたね。
私は都内二か所で楽しみました。

一つ目は目黒川(写真↑)です。
平日でしたが、たくさんの人出でした。

二つ目は神田川。
ここへは偶然出くわしたのですが、
あまりの美しさに居座りました。(!)

水辺と桜って合うのですね。
でも、あまりお天気良くなく、寒かったのが残念です。

9日の日曜日は、江東区にあります、「ティアラこうとう」へ
午後から行って参りました。

東京アイリッシュハープフェスティバル2017が開催されて、
いろいろなワークショップやコンサートがそちらでありました。

その日は生憎、夜からの予定があって、
歌のワークショップにしか参加できなかったのですが、

いえいえ、それだけでも十分来てよかったです。
本格的なスコティッシュソングのワークショップでした。

私はアイリッシュのゲーリックソングは、
いくつかレパートリーに入れていますが、

スコティッシュのゲーリックは初めてです。

講師は、Joy Dunlopというスコットランド出身の
シンガーでありダンサーの女性アーティストです。

長身の素敵なJoyが、タップを踏みながらスコットランドの伝統歌を教えてくれるという、
とても楽しいワークショップでした。

聴いていると、ケルト音楽はリズムを大切にしていることがわかります。
ダンスのための歌というのも多いようです。

そして、耳だけで歌詞もメロディーも覚えなくてはなりません。
Joyもその点厳しく、見ちゃだめと、歌詞のプリントは最後に配布されました。
(実際、英語とは全く違うので、見てもわからないのでした・・・。)

今回とても興味深かったのは、
「タータンチェックを織る時に歌う歌」というのがあって、

それを皆で体験しながら歌い、雰囲気を味わいました。
歌詞は、Joyも言うように他愛のないものなのです。

でも、言葉遊びのような歌詞が口から出る時に、
他の動作(皆で織物をするなど)が伴って、
効率がアップするような効果があるようなのです。

タータンチェックがきれいな四角を作るように、
皆で息を揃えなければならないわけですね、なるほど。

そして、単調な作業も楽しく、ということなのでしょう。

文化に基づいた伝統というものを生で聴かせていただけて、
とても貴重な時でした。

私が撮った写真には、受講生の皆さんのお顔が写っていたので、
ここには載せませんが、

参加された方々は本当にエンジョイしていました。
和気あいあいとした1時間半をJoyが提供してくれました。

歌って素晴らしいと、改めて思うのでした。

帰りの駅までの道のりの両脇にも桜が咲いていて、
花びらがハラハラと落ちて来ていました。

雨模様でしたが、今年はたくさん桜を見られて満足しています。

今回Joyと一緒に来日している
ハープのRachel Hairのワークショップ(マスタークラス)が
来週別の所(渋谷区笹塚)でもあり、

そちらにも行く予定です。
楽しみが続く4月なのでした。

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by harp-by-kiki | 2017-04-10 19:27 | ワークショップ | Comments(0)

KIKI・・・アイリッシュハープの弾き語りをして、リラックスタイムをお届けしています。ハープと音楽のことを中心に、日々の生活を綴っています。


by harp-by-kiki